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ぐるりのこと。

いい作品でしたね。後からじわじわきます。おそらく木村多江と同じ状況になった方は涙なくしては観れないんじゃないだろうか、というぐらいかなり丁寧に描かれています。2時間20分という長さですが、まったく長いと思わされなかったし、これだけないと描けない心模様だったと思います。

ストーリーは、木村多江とリリーフランキーの10年間の夫婦の話でして、妊娠中から始まります。でどういうかたちなのかハッキリ分かりませんが、子どもが亡くなってしまいます。そこから精神的に追い込まれていき、ついに心の内を夫にぶつけるんですが、ここまでの流れがイイ!とくに書店や部屋などの狭い空間の使い方が絶妙です。こういう空間を使って内面を描いているのは、上手いなぁなんて感心してしまいました。で、そこからだんだん夫婦の仲がイイ感じになっていく、といったストーリーです。

ただ一緒にいるのが幸せ、みたいな感じの内容で、観ていて説得力があるんですよね。ストーリー重視でねじ込まれた強引な伝え方ではなく、感じさせる形で気付いたら納得、て感じ。

会話は自然な感じ、というか不自然ではなかったのも大きかったように思えます。とくに最初の今日SEXするしない、なんつーところはもろに男と女の考えの違い、というか捉え方というか。とにかく「ああ、そうだよな」なんて納得でした。

この話、10年を描いてるわけですよ。つーことは10年経ってやっとお互いいい関係が出来た、ということなんですよね。10年…う~んそうね。友人でも10年も付き合いが続くと、どうでもいいことにいちいちケチつけたりしなくなりますもんね。

やっぱ恋人同士でも友人同士でもなんか乗り越えないと穏やかな関係が出来上がんないんじゃないか、と思います。

この作品では“子どもの死”というものを受け入れ、相手の気持ちを確かめあうことで、ひとつ乗り越えてイイ関係になっていくんです。

けどなんかこういうの観てると結局は、言葉で伝えるべきことは伝えないと伝わんない、ということでして。キチンとすべきところはキチンとしないとイカンな、なんて思います。

そうそう、リリーフランキーの演技が非常によかったですね。自然で普通。力の入っていない自然な演技でした。イイ感じの夫でした。上手かったですね。

結構名作系の作品でした。

自己評価価格 2000円

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